東京都大田区のカーコーティング
ガラスコーティング専門店
カービューティープロ尾山台、店主の田中です
大田区からお越しのN様のトヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ に
3Mセラミックコーティング1コート(2層)を施工
3Mセラミックコーティングの特性
世界の3Mのコーティングの艶、撥水性を味わえます
「セラミック」と聞くと
多くの方が“硬くて頑丈”というイメージをお持ちかもしれません
しかし実際にクルマの塗装面に塗布される
セラミックコーティング剤の硬度は、一般的に2H〜5H程度です
巷でよく見かける「硬度9H」などの表記は、
実際はコーティング層そのものの硬さではなく
塗布された素材(鉄板やアルミなど)の
基材硬度が含まれているケースがほとんどです
3Mセラミックコーティングは決して「9H」などのお客様を混乱させる表記はせず
「クリア塗装など比較的柔らかい塗膜表面では 2、 3H の硬さを示します」
と表記しています
「セラミック」とは本来、
耐火物・ガラス・セメントなどの非金属・無機材料を
高温で処理した製品の総称です
さらに近年では、
炭化物・窒化物・ホウ化物といった無機化合物の粉末や成形体を含む
幅広い「無機固形材料」全体を指す言葉として使われています
3Mが開発したセラミックコーティングは
さまざまな素材表面に対して、
二酸化ケイ素(SiO₂)、シロキサン、シリコーン、
その他化学物質の結合体からなるコーティング層を形成します
この「その他の化学物質の結合体」こそが
3Mセラミックコーティングの技術的核心であり
成分の詳細は企業秘密となっています
そのため、市場に出回っている
“セラミックコーティング”と
呼ばれる製品の中で、
本当に「セラミック」と名乗れるのは
3Mセラミックコーティングだけでしょう
3Mセラミックコーティングは厚めの皮膜により長期間の防汚
施工前と比較して見た目でわかる光沢、皮膜感、艶、輝き、持続力等
すべて上級品質の世界の3Mが開発したセラミックコーティングで
1コート(2層)でも十分な性能を体感できます
トヨタ アルファードの施工内容
入庫時のチェック
細部徹底クリーニング
マスキング
下地処理研磨
脱脂洗車
ボディーコーティング
ドア内、ピラーコーティング
樹脂部コーティング
ナンバープレートコーティング
ヘッドライト、テールライトコーティング
入庫時の状態
走行距離772kmの新車です
お客様は雨には降られていないそうなのですが

ウィンドウガラスには水滴のシミが無数に付着し


納車前洗車の水滴跡も大胆で

塗装面には薄いスクラッチ傷があります

細部徹底的クリーニング
ボディ全体に加え、
エンブレムまわりや、ドアの開口部、モールの際など、
普段は見落としがちな細かな部分まで
丁寧にクリーニングを行い下地処理研磨の下準備をします

ウィンドウガラスも美しくなり



マスキング~下地処理研磨
樹脂パーツ、ゴム類など、
研磨によってバフが触れてはいけない箇所を
しっかりと保護するために丁寧に養生を行います

塗装の状態は良好ですが、さらに美しさを引き出し
本来の塗装面に戻すため、丁寧な下地処理を行います
2種類の水性コンパウンドを使用し
RUPES製とFLEX製のポリッシャーでムラなく磨き上げます
使用するバフは、羊毛タイプと2種類のウレタンバフを使い分け
スクラッチや雨ジミをしっかり除去
細部まで丁寧に磨くことで、塗装本来のツヤと深みを引き出します

研磨後
スクラッチ傷を除去し
自然なゆず肌に

脱脂洗車~3Mセラミックコーティング塗布
下地処理の工程に入る前に、まずは「脱脂洗車」を行います
アクアベースのコンパウンドを使用していますが
わずかにコーティングの定着を妨げるような
成分や油分が含まれている場合があります
これらの微細な不純物が塗装表面に残ったままでは
コーティング剤の定着に影響を与えてしまうこともあるので
最終的な仕上がりを万全にするため
研磨作業後には塗装面を丁寧に洗浄し
油分や残留成分をしっかりと除去していきます

3Mセラミックコーティング1コート2層を
しっかりと塗布・拭き上げの作業を行います
この作業にはおよそ5時間以上をかけ、時間を惜しまず丁寧に進めていきます
塗布後は、濃淡のムラや微細なモヤリ(くもり)が残らないよう
各パネルごとに確認を行いながら、確実に、そして均一に拭き上げを行います
3Mセラミックコーティングは、
作業性の面では正直なところ、決してラクではありません
塗り込みから拭き上げまでの一連の工程には
細心の注意、そして何よりも手間と時間が必要です
しかしそのぶん、仕上がりは非常に美しく
塗装面に深い艶と高い撥水性を与え、
お客様にとっては、見た目の美しさだけでなく
長期間にわたりその効果を実感していただけるコーティングです

最終チェック~完成
各工程では、その都度確認を重ねながら慎重に
作業を進めておりますが
全ての施工が完了した後にも最終チェックを行います
コーティングの硬化を促すための所定の乾燥時間を
しっかりと確保したうえで、さらに細かく全体の状態を確認していきます
最終チェックには更に細心注意と
経験と目と複数のライトを使用し厳しくチェックします
使用するライトは4種類で
スクラッチ傷や雨ジミなどの細かなものを見る黄色のLEDスポットライト
塗装表面の滑らかさや肌感を見る昼白色のLEDスポット
色の濃淡や艶の均一さをチェックするための天井蛍光灯と
角度や距離を自在に変えられるハンディタイプのLEDライトも使用します
照明を切り替えながら、見るポイントに応じて
“目の使い方”も変えて
小キズや雨染みを見る繊細な目
塗装の肌質を見る目
塗装面の曇りを見る目、色の濃淡を見る目
そして最後にクルマ全体を離れて俯瞰で見る目
遠くから全体のバランスを
近くでは細部の精度をチェックし、あらゆる角度から確認します
この最終工程を経て、ようやく完成です













丁寧な細部洗浄と下地処理によって、
塗装面や細部に至るまでリフレッシュされ
微細なキズや雨ジミ、汚れの跡はきれいに消え
クルマが本来持っているオリジナルの塗装面が蘇りました
その輝きを長く維持するために
3Mセラミックコーティング 1コート(2層)を施工することで
「新車のようだ」から「新車」になりました
ご依頼ありがとうございました