東京都大田区のカーコーティング
ガラスコーティング専門店
カービューティープロ尾山台、店主の田中です
鎌倉市からお越しのO様のFIAT 500cに
レザーコーティングを施工
レザーコーティングの特性
しつこくて申し訳ありませんが、もう少し続けさせていただきます
現在の自動車に採用されているレザーシートは、
その表面に樹脂によるコーティング(塗装)が施されています。
つまり、私たちが手で触れているのは“革そのもの”ではなく、
「塗膜(とまく)」です。
わかりやすく言えば、自動車のボディと同じ構造で
鉄板やアルミの上に塗装があるように、レザーも革の上に塗装があるのです
そのため、従来のように油分や保湿剤を“浸透させる”ことはできません
レザーは呼吸せず、通気性もなく、栄養を必要とする素材ではないのです
市販の「保湿クリーム」や「レザーオイル」などを使用しても、
効果は得られず、むしろトラブルを引き起こす原因になりかねません
油分がシボ(革の凹凸)や細かいシワに入り込み、
紫外線の影響で硬化し、ヒビ割れを招く恐れがあります
さらに、油分が汚れを吸着しやすくなり、
本来の上質な艶消しの風合いが損なわれて、
不自然なテカリが出てしまうこともあります
近年の自動車用レザーは、より薄く柔らかな塗膜で高級感を演出しています
しかし、薄い塗膜は擦れや摩耗に弱くなるため、
“正しく守る”ということがか欠かせません
当店のレザーコーティングは、強固な保護膜を形成し、
摩擦や汚れからしっかりと守ります。
それでいて、革本来の柔らかさや質感はそのままに保ちます。
今もなお、誤った情報や根拠のないケミカルに流されることなく、
大切なお客様のレザーを、確かな知識と技術でお守りしています
FIAT 500Cの施工内容
入庫時確認
徹底的内装クリーニング
レザーコーティング
最終チェック
完成
入庫時の状態

新車に近い走行距離ですので画像では綺麗に見えます



徹底的クリーニング
新品同様に見えても、
使用された痕跡は確実に存在しています
そのため、走行距離にかかわらず
人の手が触れたものすべてに、徹底したクリーニングを施しています
ハーフ&ハーフ


レザーコーティング塗布
汚れをすべて除去した内装に
仕上げとして専用のレザーコーティングを施します
シボの凹凸、ステアリング裏の見えにくい部分、
シートの隙間など、細部に至るまで
手作業で丁寧にコーティング剤を塗り込み、
レザー本来の質感を守りながら、
摩耗や汚れからしっかりと保護します。




ファブリック部分も繊維に染み込ませるように塗布


最終チェック~完成
すべての作業は、一つひとつ丁寧に確認しながら進めていますが、
最後にもう一度、全体を見直す「最終チェック」を必ず行います
専用のLEDライトを使い、
光の角度や視線の位置を細かく調整しながら、
仕上がりにムラや見落としがないかを徹底的に確認します
時には至近距離で細部を、
時には離れて全体のバランスを。
どの角度から見ても美しい仕上がりであることを確かめてから、
ようやく完成となります




丁寧なクリーニングと
そして専用コーティングによって、
内装は新車時に限りなく近いコンディションへと蘇りました
強固な保護膜を形成し擦れ、
汚れから守りますが柔らかく
高級感のある本革本来の質感を失いません
新車はいつまでも清潔にレザーの保護を、
経年車のレザーは素材を痛めず
汚れをしっかり落とし、
再びクリアな状態へ近づけることができます
全ては、レザーを知っているから出来る技術です