ちょっと言わせて下さい

おはようございます。田中です。

今日のお話しです。

どうぞご覧ください。

私は他人の事に口出し
しないのですが

余りにもクルマが可哀想なので
言わせて下さい。

入庫したクルマは1998年式
BENTLEY CONTINENTAL R
距離は70000km

作業内容は
内装クリーニングと
レザーリペア

グレーレザーで
パッと見は、ただ汚れているだけ
擦れも少しある程度

今までの経験で
この年式でこの距離ですと

運転席は結構な擦れや痛みがあるか
擦れがない場合はリペアしてあるか

100%どちらかです

今回は後者と
作業する前に判断出来ます

気になったのは
運転席、助手席が他の部分に比べ
明らかに茶色く、知らない人が見れば

「汚れているな~」

と感じるでしょう

汚れにしては綺麗にムラ無く
茶色なので

「怪しい」

と直感で感じシート座面を外してみると

やはり

グレーレザーの
上から茶色く濁ったグレーに
塗装してあります。

きっちりクリーニングせず
汚れ色で調色しリペアをしたので
この有り様になったのでしょう。

リペアする前にクリーニングを
しないという回路は
私には理解できません

きっちりクリーニングを行えば
リペアをする部分は最小限に抑えられ
オリジナルを生かす事が出来ます

この手の車種はシート座面は
簡単に外れるのでオリジナルのカラーは
直ぐに確認できるはず

リペアしなくて良い部分まで
汚れ色に塗装して

あり得ない
シートが可哀想

と憤っていても仕方がないので
まずは汚れ塗装を剥がす作業を

汚れの上から塗装をしているので
密着が悪く、手間は掛かりますが
クリーニング作業とサンディングで剥がれます

汚れ塗装を全て剥がし
必要な部分のみリペア

なんとか被害は最小限に
抑えられましたが

ガチガチに硬化する塗料やパテが
使用されていれば 

もう戻らなかったでしょう

美しく質感も良いグレーレザー
になりBENTLEY CONTINENTALは
息を吹き返した気がします。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

ではまた明日。

今日も素晴らしい1日になりますように。

田中健介

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https://www.cbp-oyd.net/

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