底辺を生き延びたクルマたち

おはようございます
田中です

今日のお話です
どうぞご覧ください

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読めない記事や画像が無い記事が
御座いますがご了承ください

底辺を生き延びたクルマたち

1990年代の中古車も需要がある車種は
ポンコツから極上まで
軒並み高騰してます
いつ需要が訪れるかは
だれにもわかりません

また需要があれば‘状態’は関係ない
みたいなところが疑問です

クルマが良い状態を保つためには
需要がなくなり市場価格が
そのクルマの底辺になったときに
どんなオーナー様の元に渡ったか
が影響すると思います

例えば、2005年に私が購入した
1993年式
メルセデスベンツ320CEカブリオレ
新車価格は 1150万円
12年落ちで23000kmで
市場価格は250万円

当然のことながら
素性が明確で
整備が行き届いていることを
条件に購入したので
状態は‘良い’部類に入ると思います

問題はここからです
市場価格250万円は
恐らくこの状態の
このクルマの底辺価格です
予算ギリギリで購入すると
整備などに予算が足りなくります

何も知らないと整備に出したときに
初めて部品の値段に驚きます

購入価格250万円のクルマでも
新車は1150万円

1150万円近くの部品で作られています
10年、20年経過しても
部品の値段は下がりません

大袈裟ですが
新車価格で購入できるくらいの
余力があるオーナーさんが購入しないと
そのクルマは朽ちていくのです

私は新車価格の予算は
ありませんでしたが
購入価格の倍の金額を用意し
常に良い状態を保つように
整備やメンテナンスを行っていました

250万円のクルマに250万円以上
整備やメンテナンスに投資しました

普通なら500万円のクルマを
買えば?という考えになるでしょう

では1150万円近くの部品で
作られているクルマに
250万円整備やメンテナンスを行いました
と言い方を替えると違和感はありません

そのクルマが底辺価格の時に
どんな扱いをされたかで
需要があり高騰しているポンコツ
になるか
需要があり高騰している上物
にわかれます

昨日、乗らせて頂いた(助手席ですが)
1991年JAGUAR XJ-S V12
私の記憶では底辺は15年位前で
200万円前後だと思います

新車1200万円以上ですので
部品もそれなりの価格になります

そのクルマは記録簿も全てあり
底辺価格時でもオーナー様が
しっかりと整備を行っていたため

塗膜は生きていて
めっきは美しく輝き
黒い樹脂パーツは品の良い半艶で
幌の色褪せも殆どなく
内装も綺麗で
スペアホイールは新品同様

何よりも驚いたのが
エンジン音の静かさと
柔らかいがしっかりとた
ボディーと足回りでした

同じクルマを何台も乗りましたが
今まで乗ったクルマは整備が疎かで

「整備の行き届いているXJ-Sの乗り味」

を初めて体験しました

最近、整備やメンテナンスの行き届いた
需要があり高騰しているクルマを
触らせて頂く機会が多くなってきました

市場価格など関係なく
そのクルマに愛情を注いで
良い状態を常に保つ

素晴らしいオーナー様に
巡り合えたクルマは幸せ
だと思います

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介
お問い合わせ、
作業依頼、本家ブログは↓
https://www.cbp-oyd.net/

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