 | 先日鎌倉へ散歩に出掛けた時のお話です。
メインの商店街を歩き「ぬれせん」やら「あんみつ」を購入し 風景を楽しみながら少ない休日の一時を過ごしていました。
小腹が空いたので燃料補給しようと向かったのが「大判焼き」の屋台。 私は「小豆」相方は「カスタード」を注文。 心の中では「やっぱり大判焼きは小豆でしょ!」と思い食べていると・・・
「キーキー」 「バサッ!」 「キャーッ!!!」 「???」 唖然・・・・ すると相方の食べかけのカスタード大判焼きが消えているではありませんか! 相方の手には包み紙のみ。 「マリック?」「トリック?」「コンプリート?」 違います。 なんと飛行機でもたけちゃんマンでもマリックでもなく鳥なのです。 しかも羽を広げると体長80cmはあるメガ級の‘鳶’ あの「キーキー」は鳶の鳴き声でした。
わずか30cm位しかない私と相方の隙間を接触事故を起こさずにすり抜け、 持って行く際に相方が感じた小さい衝撃と包み紙を残し、 小豆味ではなくカスタード味の大判焼きのみ持ち去ったのです!
まさに神の足を持つ職人技であります。「ブラボー!」鮮やかでした。
大判焼きを持ち去られた寂しさと 鮮やかな職人技に出会えた嬉しさが入り混じった不思議な気持ちで 私達はもう一度屋台へ。
「カスタードを1個下さい」
購入したカスタードを今度はしっかり袋に入れ安全な場所で美味しく頂きました。
昔は‘鳶’=‘油揚げ’だったのに小豆ではなくカスタードを好むとは・・・・ 最近の鳶はグルメですね。 | |