夏でもないのに話題の「うなぎ」

今日のお話です
どうぞご覧ください

夏でもないのに話題の「うなぎ」

11月27日に
ワシントン条約の会議で検討されていた
ウナギ全種の国際取引の規制強化案は
否決されましたが
2025年12月5日の本会議では
委員会での否決を踏まえた
“最後の採決”が行われる予定です

絶滅の恐れがあるヨーロッパウナギは
すでにワシントン条約で
規制対象となっていますが
今回は、EUなどが
「ニホンウナギを含む全種を対象にすべき」
と主張し、日本は強く反対していました

ですが、もし規制案が可決されても
「うなぎが一切食べられなくなる」
わけではありません

輸入には許可が必要となり
流通量は減り、値段は確実に上がります

現時点では値段の急騰は避けられましたが
世界一のウナギ消費国である日本が
厳しい目で見られていることは
変わりありません

日本の食文化を守るためにも
そして、年中うなぎを食べている
私のためにも(笑)
天然資源に頼らない
“完全養殖”の技術は欠かせません

完全養殖とは人工ふ化 → 仔魚 →
シラスウナギ → 親 → 産卵までを
人の手でつなぐ技術で最大の壁は
「仔魚をシラスまで育てる初期飼育のコスト」
でした

ところが最近、そしてこのタイミングで
その最難関が一気に進展しました

水産研究・教育機構、ヤンマーHD
マリノフォーラム21の研究で
従来の20分の1のコストで
シラスを大量生産できる
新型水槽 が開発されたのです

これまで1つの水槽で20〜80尾が
限界だったのに対しこの水槽では 1,000尾を
安定して飼育 できるようになりました

完全養殖は
“ようやく実用へ手が届くところまで来た”
と言ってよい段階に入ってきています

日本では長い歴史の中で
“うなぎを食べる文化”があり
それは、私たちの遺伝子レベルに
刻まれているのかもしれませんが
絶滅や生態系の崩壊を
人間の都合で進めてはいけません

これは今話題になっている
“熊”の問題とも同じで
自然のバランスを乱せば
必ずどこかにしわ寄せが出ます

うなぎのレバーを
食べたことはありますでしょうか?
提供してくれる店は少ないのですが
絶品です

ですが、絶滅や生態系の崩壊になるのであれば
私は食べません

でも、食べたい

完全養殖の技術に期待ですね

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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