2026年4月1日から その2

今日のお話です
どうぞご覧ください

2026年4月1日から その2

昨日の続きです

その具体的な反則金の目安ですが
スマホ使用等(運転中の携帯・スマホ保持)
12,000円

信号無視/車道の右側通行
歩道通行など通行区分違反
6,000円

一時停止違反・傘差し運転(片手運転)
イヤホン使用・無灯火等
5,000円

二人乗り・並走等
3,000円

たとえば、青春真っ盛りの
高校1年生の恋人同士がスマートフォンを見ながら
イヤホンで音楽を聴き仲良く並んで自転車で歩道を
走っていたとします

この場合、違反の内訳は次の通りです

なんと、一人あたり 合計26,000円 の
反則金になります

高校1年生でも 16歳以上 であれば
この青切符制度の対象となります
一方で、15歳(中学卒業直後など)の場合は
年齢要件を満たさないため
反則金の対象外ですが警察官による「指導・警告」や
「保護者への通知」の対象にはなります

「厳しすぎる」と
感じる人もいるかもしれませんが
しかし、警察庁の統計によると
ここ数年で交通事故全体の件数は
大きく減少している一方
自転車が関与する事故の割合は
むしろ上昇しています

負傷事故に限れば
3件に1件が自転車絡みで
しかも、その約7割で 自転車側に
交通違反が確認 されています

さらに、SNSやスマホの普及により
“ながら運転” が常態化し
この10年でスマホ関連の自転車事故は
約3倍に増加 しています

もう一つの理由は
電動キックボードなど新モビリティの普及 です

2023年の法改正で
「特定小型原動機付自転車」という
新カテゴリーが生まれ
ナンバー登録・保険加入・最高速度20km/h制限
などが義務づけられました

しかし利用者の中には
「免許不要=自由に走っていい」と
誤解している人も多く
交通ルールの理解不足による
事故が相次いでいます

私はこの法改正を
「衝突被害軽減ブレーキ(AEB)」
自動ブレーキの義務化と
とても似ていると感じています

人類が初めて体験するタイプの危険で
道具が人の能力を超え
そして人が責任を忘れ始め
青切符制度も、自動ブレーキ義務化も
「技術の進化に、人の意識を追いつかせる」
ための、文化的リセット だと思います

ただ、事故を減らすためにももう少しわかりやすく
広く知らせてほしいですね

今のままだと
「事故を減らしたい」のか
「違反を取り締まりたい」のか
その目的がちょっと伝わりにくい気がします

せっかくの新しい制度ですから
“罰するため”ではなく
“守るため”の仕組みとして
もっと前向きに伝えていけたらいいな
と思います

出典、参考
・警察庁
「自転車運転者に係る
反則金制度に関する検討会報告書」(2024年)

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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