「渡邊はま」さんのその後

今日のお話です
どうぞご覧ください

「渡邊はま」さんのその後

1917年(大正6年)9月27日
栃木県在住の渡邊はまさん(23歳)
が日本の女性として初めて
警察に運転能力を認められ
運転許可証を手にしました

これにより、正式に自動車を
運転できるようになり、この快挙を記念して
後に「女性ドライバーの日」が
制定されました

と、1年前のメルマガ に書きましたが

その後、1919年(大正8年)「自動車取締令」が公布され
1920年(大正9年)に施行されました

それまでの「運転許可証」は
各警察署ごとの運用で
統一ルールがありませんでしたが
これを全国的に整理し
自動車を運転するための
正式な資格制度を初めて作りました

また、自動車は登録制度となり
ナンバープレートを装着する仕組みが始まり
違反行為と罰則も定められました

市街地の制限速度を
時速10マイル(約16km/h)
田舎道では20マイル(約32km/h)とし
これを超えると違反になりました

1910年代の日本を走っていた自動車の多くは
アメリカやヨーロッパからの輸入車で
速度計も「mile per hour(mph)」表示が
標準だったため取り締まる警察にとっても
「マイル」で規定する方が
現実的だったのです

さらに、無免許運転
夜間に灯火をつけずに走る
車両整備不良のまま走行する
定められた区域での無断運行なども
違反行為とされました

当時は自動車の普及とともに
交通事故も少しずつ増え始め
新聞には「商店に突っ込む」「無免許で暴走」
といった報道が目立ち始めていました

そんなリスクの高い時代にもかかわらず
渡邊はまさんは免許取得後も
ハンドルを握り続け
自動車取締令が施行された後も
なんと「10年間無事故」で
表彰されるという
快挙を成し遂げていたのです

女性初の運転許可証の取得
そして10年間無事故
それは、日本のクルマ社会が
未来へ進むための第一歩だったんですね

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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