気付かずうちに囲まれている その3

今日のお話です
どうぞご覧ください

気付かずうちに囲まれている その3

昨日の続きです

2010年代に入ると
AIはここで一気に進化します

人間の脳の仕組みを応用した
「ニューラルネットワーク」
それを、さらに発展させた
「ディープラーニング 」が登場し
従来の機械学習は
「人間が特徴を与えて、それを学習する」
仕組みでしたが
ディープラーニングでは
AIが自分で特徴を見つけられるようになり
精度が格段にあがりました

2012年の画像認識コンテストでは
ディープラーニングを使ったAIが
従来のシステムを圧倒し
世界中の研究者たちを驚かせました
その後、自動運転、音声アシスタント
翻訳サービスなど、分野に広がり
2016年、囲碁AI「AlphaGo」が
世界トップ棋士を破り「AIもここまで来たか」と
多くの人が驚いたのではないでしょうか

2020年代になると
いよいよ 生成AI の時代が到来します
人間の言葉を理解して文章を生み出すAIや
画像・音声・動画を自在に
生成するAIが一般に普及しました

そして今では、AIはインフラや医療、自動車
さらには軍事の分野にまで
活用が広がっています

実際に自動車メーカーや部品メーカーは
AIや機械学習を使った耐久試験の
シミュレーションを導入し始めています
「CAE」+「AI」による解析では
サスペンションやタイヤ摩耗
構造疲労の予測が行われており
実走テストとの誤差が小さいという
研究結果もあります

CAE(Computer Aided Engineering) とは
製品の設計・開発において
コンピュータを使って
シミュレーションや解析を行う
技術や手法の総称です

またAIが生成した「絵」が賞を受賞するなど
もう「人間が作ったかどうか」は
審査するが人間ですので
判断できない時代になり

気付けば
クルマの設計のような工学の分野でも
アートのような創作の分野でも
人とAIの間にあった線引きが
だんだん見えなくなってきています

ただ現状のAIは
インターネット上に散らばる
膨大な情報を収集し
そこから何かと何かを組み合わせて
新しいものを作り出す「弱いAI」です
しかし、もしこれが人間のように
学び、考え、創造し、
あらゆる知的活動をこなせる
「強いAI」へと進化したら・・・

治安は警察と「鉄腕アトム」は守り
一家に一台「ドラえもん」が、
そんな時代になるでしょう

つづく

出典(参考)
・2012年の画像認識コンテスト
・AlphaGo が世界トップ棋士
 イ・セドルを破った対局
・CAE+AI による解析
(自動車メーカー・研究機関によるシ
ミュレーション事例, 各種論文・実証実験報告)
・AI生成アートが受賞した事例
(2022年「Colorado State Fair」
デジタルアート部門, ほか)

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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