Right to Repair

今日のお話です
どうぞご覧ください

Right to Repair

昨日のメルマガをきっかけに
「修理する権利(Right to Repair)」
という言葉に出会いました

もともとは
「アメリカの消費者権利運動」や
「独立修理業者(町工場)を守る活動」の中で
10年以上前から議論されていたテーマです

ただし当時は
あくまで“業界内の議論”という位置づけで
一般の人が意識するほど
広く知られてはいませんでした

Right to Repair を簡単に言うと
「メーカーだけが修理を独占するのではなく
ユーザー本人や町の修理工場でも
きちんと修理できるようにするべきだ」
という考え方です

そしてその考え方を
法律や制度として整えていこうという流れが
ここ数年で一気に加速し
注目されるようになりました

では、この「修理する権利」は
どんな製品で問題になっているのかというと
まず、いちばん分かりやすいのは
スマートフォン です

昔はバッテリー交換や画面修理が
街の修理屋さんや自分で対応できましたが
いまは構造が複雑化し
ソフトウェア認証まで絡んでくることで
「メーカー以外では事実上修理が難しい」
ケースが増えています

もう一つ象徴的なのが
農業機械(特にアメリカ)
トラクターやコンバインが
高度なコンピュータ制御になり
故障してもソフトウェアロックの解除を
メーカーしか行えない 場面があり
広い農地の真ん中で止まっても
「ディーラーを呼ぶまで直せない」
という現実が大きな社会問題になりました

そしてもちろん 自動車も
同じ流れの中にあります
電子制御・診断機・データアクセス……
ディーラー以外の整備工場や
DIY派にとってのハードルは
どんどん高くなっています

どれも共通しているのは
「技術が進化した代わりに
ユーザーの自由が狭くなってきている」
という点です

そのような流れから、今では世界中で
「修理の自由を守ろう」という動きが
強まってきています

当店では、さほど影響はありませんが
日頃お付き合いさせていただいている
最高の板金塗装工場からも
たびたび同じような話を聞きます

便利になるのは大歓迎ですが
現場やユーザーが置いていかれない
未来であってほしいですね

出典:参考
海外自動車・テクノロジーメディア各社報道
(Autoblog / iFixit / CarBuzz ほか)

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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