今日のお話です
どうぞご覧ください
太陽系の外から、何かが来ている その2
現在、NASA や地上の大型望遠鏡
ハッブル宇宙望遠鏡などの観測データをもとに
国際天文学連合(IAU)を含む
国際的な天文学コミュニティが
一致して公表している事実は次の通りです
・恒星間天体であること
3I/ATLAS は、太陽系外から飛来した
双曲線軌道を持つ
史上3例目の恒星間天体であること
・特異な組成
通常の太陽系内彗星と比べて
二酸化炭素(CO₂)の比率が
高い可能性があること
また、鉄の検出が少ない一方で
原子状ニッケルが放出されていること
・特異な構造と活動
太陽とは反対方向に伸びる
いわゆる「アンチテイル」と呼ばれる構造が
ハッブル宇宙望遠鏡など
複数の観測によって確認されていること
結論は 「非常に活発な
彗星的性質を持つ恒星間天体」
これらは、各国の研究機関や国際天文学界が
現時点で一致して公表している
事実と公式の情報です
しかし、これらの説明について
「それで十分なのか」
という問いを投げかけている研究者がいます
それが ハーバード大学 天文学・物理学教授
元・ハーバード大学 天文学科長
理論天体物理学者であり
「ガリレオ・プロジェクト」の創設者でもある
アヴィ・ローブ博士です
ローブ博士は
これらの公式見解そのものを
否定しているわけではありません
恒星間天体であるという点についても
観測データが示している現象についても
現時点の科学的説明としては
ひとまず納得できる部分があることを
認めています
ですが
「それで本当に話を終わらせてよいのか」と
そして博士は、3I/ATLAS に対して
「14項目」にわたる違和感を示し
以下は、その中でも
博士の問題意識を象徴的に整理したものです
1.極端な双曲線軌道
2.非重力加速の発生
3.不自然な形状の「アンチテイル」
4.アンチテイルの「揺れ」
5.氷の昇華不足
6.異常に高い反射率(アルベド)
7.放射圧への過剰な反応
8.規則的な「脈動」信号
9.スペクトルの「金属的」な特徴
10.スイングバイの精密さ
11.熱放射の欠如
12.突発的な「方向転換」
13.「氷の火山(クリオヴォルケーノ)」の
不自然な配置
14.起源となる恒星系の不在
詳しい内容については
ローブ博士のブログをご覧ください
(ローブ博士のブログ)
博士は、観測されている現象のいくつかが
一般的な彗星モデルでは
完全には説明しきれないと考えています
複数の仮説を組み合わせれば
説明できなくはない
しかし、一つの単純なモデルで
すべてを説明できるものが
現時点では存在しない
という立場です
また博士は、主流の天文学界が
「どんなに奇妙でも、それは未知の自然現象だ」
と決めつけてしまうことを
科学的に不誠実だと考えています
「もし家の庭に
不自然な動きをする物体が落ちてきたら
まずそれが近所の子供のドローンかどうかを
疑うのが普通だ
宇宙でも、同じことをすべきだ」と
ひとことでまとめると
昨日も書いたように
公式発表は「すべてを語るもの」ではなく
あくまで
「現時点で語れる範囲を示すもの」
でもあります
アヴィ・ローブ博士は
まだ分かっていない部分に
目を向けようとしています
3I/ATLAS をめぐる議論は
天体の正体を探るというよりも
分からないものを前にしたとき
私たちはどこで
「分かったこと」にしてしまいます
これはこの天体だけの話以外にも
当てはまると思います
そして、いよいよ本日
12月19日(UT基準)に
地球へ最接近します
3I/ATLAS が地球に最も接近する
タイミングに合わせて
イタリアの Virtual Telescope Project により
12月19日 13:00〜
ライブ配信が行われます
はたして
「ただの恒星間天体」で終わるのか
それとも
何か新しい発見があるのか
楽しみですね
出典:参考
・国際天文学連合(IAU)
・ATLAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)
・NASA / JPL(ジェット推進研究所)
・ハッブル宇宙望遠鏡・JWST 関連公開資料
・アヴィ・ローブ博士 公式ブログ
・Virtual Telescope Project(イタリア)
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
お問い合わせ、
作業依頼、本家ブログは↓
https://www.cbp-oyd.net/
バックナンバー
是非ご覧ください。
https://www.cbp-oyd.net/back-number.site/
登録解除は↓
https://t.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=cbpoyd&task=cancel
