今日のお話です
どうぞご覧ください
最短の1日
当たり前のように1日24時間という
周期の中で生活していますが
実はこの「1日」の長さは
常に一定ではありません
私たちが使う時間は
非常に精密な原子時計で管理されています
一般的に「1日」とは
地球が自転して元の位置に戻るまでの
時間を指し
これが本当の1日の長さになります
しかし、地球の自転速度は
地球内部や外部からの影響によって
ごくわずかながら変動していますので
常に原子時計の示す時間と
完全に一致するわけではありません
これまでは、地球の自転が
少しずつ遅くなる傾向があったので
原子時計とのズレを調整するために
「うるう秒」っていうのを追加していました
2017年の元日は「午前8時59分60秒」で
60秒目の1秒が追加されました
正確な測定が始まった1960年代以降は
地球の自転速度は減速傾向にありましたが
2020年頃から変化が見られ
2020年7月19日の地球の1日は
24時間よりも約1.47ミリ秒短縮され
当時の観測史上最も短い1日として
記録されました
また2024年7月5日に
この記録はさらに更新され
この日は24時間よりも約1.66ミリ秒
短縮されたことが確認されています
これは現在のところ
観測史上最も短い1日として記録されています
そして今年7月9日、7月22日、8月5日にも、
1日の長さの最短記録が
更新されるかもしれないのです
「更新、更新」ってたったのミリ秒でしょ?
と思いますが
精密な時間を必要とする
GPS衛星や高精度な通信ネットワークは
このまま加速が続けば「負うるう秒」という
1秒減らすという調整が必要になり
その場合には影響がでる可能性もあります
現在のところ、数ミリ秒単位の変動が
私たちの日常生活に影響はありません
原子時計によって
正確に管理された時間で生活するか
それとも本来の地球の自転での
リアルな1日で生活するか・・・
本日、7月9日は最短の1日は
更新されるのでしょうか?
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
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